CPUクーラーにCorsairのH100iを使ってます。
H100iは240㎜ラジエーターを備えた簡易水冷CPUクーラーでCorsair Linkに対応しているのが特徴です。導入した目的はずばり静音化です。
Corsair Linkを使うと何ができるかというと、ファンをPC上のCorsair Link 2ソフトウェアーからビジュアルに制御できます。
H100iは最大4個のファンをつなぐことができるので、ケースファン2個とラジエーターファン2個を制御できます。さらにポンプヘッド(水枕+ポンプ)にはフルカラーLEDが備わり、その制御もできます。ここで制御と言っていますが、なかなか優れもので、ファンなら回転数を制御するソースとなる温度を個別に設定できたりします。
私は以下のように設定しました。
・ラジエーターファンはH100i温度(たぶん水温)に合わせて回転数を変化させる(Corsair Link制御)。
・ケースファンはCPU温度に合わせて回転数を変化させる(BIOS制御)。
ラジエーターファンは、
CPUの温度上昇
↓
冷媒の温度が上昇
↓←ラジエーターファンの回転上昇
冷媒の温度を下げる
↓
CPUの温度低下
ケースファンは、
CPU温度上昇
↓
ファン回転数上昇
↓←外気導入量増加
ケース内温度低下
↓
ラジエーターへの新鮮な空気供給
という考え方です。ラジエーターファンはケース内から外へ空気が流れるようにラジエーターに取り付けています(掃出し)。ケースファンはフロントファンが吸込でリアファンが吐出としています。リアファンは吸込でいいのかもしれませんが、試したところ、ビデオカードからの排熱が上昇し、温まった空気を吸っているようで、思ったように水温が下がりませんでした。なので、リアファンも吐出方向にしました。
ラジエーターファンは水温が30~40℃に納まるようにファン回転数を500~最高回転数の間で二次曲線的にセットしました。
ケースファンはM/BのBIOSでの制御にまかせました。だいたい60%~100%のデューティー比でリニアに動き、30℃で60%、70℃以上で100%のようです。
以上のようなセッティングで3770Kは4.2GHzでOCCT100%負荷時におよそCPU Core温度が65℃程度で推移するようになりました(室温25℃近辺)。最近の室温30℃では71℃程度で推移していました。このとき水温(H100i温度)は39℃付近でしたのでだいたい、想定した温度で制御できています。リテールファンは定格時に100%近い負荷で65℃程度(室温18℃ぐらいなのに)でしたので、H100iの冷却能力はかなり高いと思いました。240mmラジエーターなので当たり前といえば当たり前ですが、なかなかおすすめです^^次は280mmラジエーターのH110を試したく思います。
しかし・・・静音化が目的だったのに、少しぶれましたw